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JALスカイアンバサダーが紹介する 島根のエレガンス

2015年3月24日 • 特集
そして私の出身地、出雲には縁結びの神様、出雲大社もあります。

JALスカイアンバサダー(山陰・島根)武田 優奈(TAKEDA YUNA)万環玄亀 いとなみのエレガンス

東博_松林図屏風(左隻)LL_C0028019.X1

出雲大社のしめ縄

スサノオ

出雲大社の祖先神スサノオは、「八雲立つ出雲」という日本で最初の和歌を残します。八雲は神秘なる力、雷を生み出す豊かな雲に由来。そして和歌は、その偉大な力に大地と人を結ぶ言霊(ことだま)を組み合わせるものでした。言霊は、不滅なる霊魂を共振させるもので、霊魂は人だけではなく、地上も宇宙もすべてのものに等しく存在するものと、古代から日本列島では信じられてきました。そして別々のものを結ぶとは、古代は共振・共鳴させることでした。
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八雲塗 一般社団法人 島根県物産協会

水引

また、日本では古代から、身体や心と霊魂は、別のものとされていました。身体や心は失われるもので、霊魂は失われないもの。また身体は見えるもので、心は見えないもの。古代では、それらの別々のものと幸運や願いを結びつけるために、常緑の松の枝に和歌を詠み結びつける風習・文化がありました。やがてその風習は、デザイン・意匠化され、お祝いの水引が誕生します。
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お祝儀の水引 水引館(みずひきや)

アクセサリー

また古代では、悪いものを退け、健康や長寿、幸運を招き、身体と心に結びつけるために、ヒスイや特別に装飾された貴金属を身に付けました。これがアクセサリーの起源です。目に見えるものと目に見えないものを、結びつけるアクセサリー。だからアクセサリーは、共振・共鳴するものだったのです。
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アクセサリースタイルのルーペ ミザールテック

結ぶべきもの

古代から中世、近世と日本人が見つめてきたものは、人の生命のはかなさです。生命は、霊魂と身体と心が結ばれて続くもので、実はその結びつきは壊れやすいものと考えていました。身体が壊れる、心が壊れる、そして霊魂が離れる。だから日本文化は結ぶこと、祈りと感謝を通じて共振・共鳴することを大切にしてきたのです。

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yasudaJALスカイアンバサダーが紹介する 島根のエレガンス

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  1. 万環先生

    雷がよく落ちる場所を聖域とする古代からの信仰が、島根・出雲と奈良・大和地方にあります。また日本の仏像には、「芯がつまり、芯が通る」として雷が落ちた木を使うことがあります。雷は怖いながらも、神の意思・意向として受け取った日本の文化。もくもくと立ち上る八雲は、神意を宿す雲の象徴でした。

  2. 玄亀先生

    宝物は売り買いするものではありませんでした。太平洋文化圏では、宝物は交換するものでした。また人から人、親から子へ受け継ぐものでした。そして宝物は、何か超自然的なものと縁を結ぶために身につけるものでした。宝物は縁、そして縁は記憶。だから国宝も家宝も、何も知らなければ、縁は結ばれません。

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